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だんじり狐
<だんじり狐にばかされる話>
泉佐野市に伝わる民間伝承です。(泉佐野でも多分一部の地域。)
昔、だんじり祭りはそれぞれの村単位でおこなわれていたので、祭りを行う日がそれぞれちがってました。
(いまは岸和田市以南はほとんど同じ日におこなわれます。)
隣村で祭りがある日には、遊びに出かけたりしていたわけです。
隣村の秋祭りの日。遊びにいって、だんじり見物しながら、ご馳走を振る舞われ、いい気分になって、お土産の折り詰めなどをもらって、帰途につきます。
夜道を歩いていると、なにやら後ろの方から、「ソーリャ、ソーリャ」とかすかな歓声が聞こえてくるではありませんか。
「なんだろう?」と振り向くと、なんとだんじりが走ってくるのです。
「これから自分の村に帰るだんじりなんだろうな。帰り道に出会えて得したな。」と立ち止まって、よく見ようと待っていると、だんじりはどんどん近づいてきます。
「ソーリャ、ソーリャ」のかけ声もだんだん大きく響いてきて、目の前をまさにだんじりが走っていきます。
やっぱり、じいっと、見ほれてしまいます。
そして、だんじりが遠ざかっていき、「さあ、帰ろう。」と気を取り直して歩きだそうとしたときには、手に持っていたお土産の折り詰めがなくなっているのです。
だんじりに化けた狐に取られてしまった・・・という、お話・・・
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